彩美:墨田さーん!どうして特色って必要なんですか?
墨田:唐突だね。
どうしたの?
彩美:今日印刷したパンフレットに、特色指定が多くて…。
CMYKでも色は作れるのに、なんでわざわざ特色を使うのかなと思って。
墨田:なるほどね。
確かに最初はそう思うよね。
CMYKでも多くの色は作れるけど、それだけじゃ対応できない場合があるんだ。
彩美:対応できない場合、ですか?

墨田:例えば企業のロゴ。
会社によってはブランドカラーが厳密に決まっていることが多いんだ。
彩美:確かに、ロゴの色ってすごく大事そうですね。
墨田:そうなんだよ。
CMYKで近い色は作れるけど、紙や印刷条件によって微妙に色が変わることがあるからね。
だから最初からその色専用のインキを使うんだ。
それが特色だよ。
彩美:なるほど、色を混ぜて作るんじゃなくて、最初からその色を使うんですね。

墨田:うん、そういうこと。
あともう一つ大きな理由があって、CMYKではどうしても出せない色があるんだ。
彩美:金とか銀ですか?
墨田:まさにそれ。
金や銀、それに蛍光色なんかは、CMYKの掛け合わせでは再現できないんだよ。
見た目の質感も違うし、インキ自体が特殊なんだ。
彩美:だから特色が必要なんですね。

墨田:そう。色にこだわりたい場面では、特色が活きてくるんだよ。
まとめると、特色を使う理由は主にこの3つだね。
・ブランドカラーを正確に再現するため
・CMYKで出せない色を使うため
・色ブレを少なくするため
彩美:なるほど…。
印刷って、ただ色を出すだけじゃなくて、安定して再現することも大事なんですね。
墨田:いいところに気づいたね。
そこが分かると、印刷の見方が一段と深くなるよ。

人物紹介